評定に4がつかない??
黄色い冊子の「指導と評価の一体化」資料には『観点2と3は一体的に評価する』と書かれています。ここを連動することが求められているのは英語科だけですが、これに従うならABAの4や、AABの4は、よほどの事情がない限りつけられないことになります。
知技がほどほど止まりなのに思判表が優秀(BAA)というのが余り考えられない以上、『A2つ、B1つの評定4』というのが、ほとんどつかなくなってしまいます。この現象は岡山県内のみならず全国的にも起こっているようです。
学期によって5から3、3から5へと急激に変化することも起こりうるわけで、生徒・保護者にも動揺が広がりそうです。
また観点3は、ただ粘り強く努力するだけでなく、学習調整力があることを示さなくてはいけません。そういう意味では「パフォーマンステスト(思判表)で結果を出す=学習調整に成功したとみなす」という基準はわかりやすいとも言えますが、一方で「結果を出せなきゃ、いくら努力してもダメ」という資本主義社会の現実を早い段階から生徒に突きつけているようにも感じます。それがいいかどうか、早い遅いかは別として。
5段階にグラデーションをつける意味とか、絶対評価とは何かとかを考えさせられる師走です。年末の先生は気ぜわしいですね!
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