オール・イングリッシュと既習表現の漸進的な関係
クラスルーム・イングリッシュって、生徒の習熟度によって使う表現を徐々に増やさないといけないと思ってます(中の人は)。早い段階でオール・イングリッシュにしたところで、それが生徒にとっての『i+1』になってないと、それはただの負担ですよね。そうなると生徒の習得状況に応じて、指導者側も漸進的にクラスルーム・イングリッシュを更新していく必要があると思うわけです。「未来形を教える前後だから、willを使った雑談を増やそう」といったこまめな調整が求められていると。いや、大変だけど。
そこでクラスルーム・イングリッシュならぬ『スクール・イングリッシュ』の提案です。
すでにやってるもの
・廊下での挨拶を英語で(最近は中国語が混ざってきた)
・次回の授業を聞きに来るのを英語で
What's next ? で質問させて、こちらの返事も全部英語(最初は伝わったか不安ありw)
・廊下や授業開始時の雑談を英語で
What did you eat ? で、中の人が朝食たべてきたかチェックしてくれる生徒がいるので、いっそ継続中
What will you eat ? で、次に何食べるかやり取りすることにした(2年生だから未来形)
What are we going to eat ? で、その日の給食を聞くことにした
・反射的なリアクション
誰かが筆箱を落とした→Oh, oh.
誰かがくしゃみをした→Bless you.
やりたいもの
・体調や食事のようなルーティーン化されたもの『以外』の雑談
・生徒同士のクラスルームイングリッシュ
Help me! とかかなぁ……
ところで、もう1つ。
もう英語教師の『授業内英語使用率』を測るのはやめたほうがいいと思う。これからは学習者の『授業内英語活動従事率』を測るべきだから。そのために必要なら指導者側も英語を使うけど、指導者がファシリテータとなるこれからの教室では、教師が目立つようではいけないということで。
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