「いまユニット1のどこですか?」
出入りの業者さんに「いまユニット1のどのページをやってるか」と聞かれて、先生方の苦労を思い知りました。
つまり各校の先生方は新しい教科書になって、なかなかうまく進めずに苦労している、ということでしょう。
(NH1年では、一学期にユニット5まで進むことになっています。この話は5月下旬時点。つまり一学期の真ん中だけどユニット1で止まってるということ)
たしかにレイアウトが一新されて慣れるまで時間がかかる上、丁寧に隅々まで解説してると全然進めないくらい教科書は大きく、分厚く、詳しくなってます。
でも、だからこそ「そもそもどんな力を身に着けさせるのがゴールなのか」という軸をしっかり持っていることが大切だと思います。
教科書が終わることがゴールではないはずです。
それは「履修主義」と言われます。
これからは「習得主義」に変わらなければならない、と言われています。
つまり教科書をなぞったからOKではなく、教科書を利用して指導した結果、どのような力が身についたか(今風にいうと指導と評価の一体化)が大事なはずです。
教科書に使われるのは終わりにしましょう。
教科書を使いこなして(取捨選択したり、自分なりに重点化したりして)自分が目指す生徒像に近づけるために活用しましょう。
単語や文法など土台となる「知・技」が備わっていて
5技能を使いこなす「思・判・表」が見とれたら
それでいいはずでしょう?
文責:山田
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