コロナ禍と、2ラウンドシステムのススメ
コロナ休校で、学習進度に追われている先生方は多いと思います。
それも、今後さらに第2波、第3波による追加休校がないとも言えないのです。
そういったときに保険がきくのが【ラウンドシステム】だと、気づいてしまいました。
本来は、強引に同じ学習内容を5回やることで、苦手だろうがなんだろうが無理やり習熟させよう(英語に慣れさせよう、シャワーを浴びせよう)というものでした。
しかし、ここへ来て「非常事態への対応力が非常に高い」ということが、本来の目的以上に強力な価値を持つことを実感しています。
5ラウンドでやってる学校・学級は、休校期間に関わらず、もう1~2周は教科書をなぞらえているのですから。
自分は5ラウンドを丸々コピーしているわけではなく(ただの5周にはデメリットも見えてきているため)、今年度は2ラウンドで行っています。
つまり、
①休校になっても教科書が終わっているようにするための『最低限の1周目』と
②休校がなかったときに学力を伸ばすための『応用の2周目』
というわけです。
現行の学習指導要領においても、学年を超えて学習内容を前後させることは許されていますから、柔軟に、積極的に、カリキュラム・マネジメントしていくことが肝要ではないでしょうか。
文責:山田